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初めて会った時は、3人ともフリーで友人だった。
高校からの友人で、その時から潤は恵子の事を想っていた。
しかし結果は…
「ファンが多いと言うよりは…まぁあのルックスだから仕方ないんじゃねぇの?」
「あーら、潤もいいじゃない」
「…あっあのなぁ」
こんな三角関係が長く続いていた。
試合中、哲はシュートが決まる度に恵子に向けてウィンクをする。
すると恵子の側にいる女共が、“私に向かってウィンクしてくれた”
と騒ぎだすのである。
潤はいつも思っていた。
『この関係を壊さない為に告白しなかったが…もっと早く、告白していればよかった』
『哲と恵子が親友でなければ』
と…
恵子は、潤の気持ちを知らない。
心の底から親友として見ているからこそ、潤の部屋の合い鍵を貰って勝手に入り、料理を作ったり出来るのであろう。
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