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転校生は明るく笑いながら質問に答えていた。
隣の席なので話は聞こえてくる。
転校生は東京から親の仕事の都合で引っ越して来たんだそうだ。
１時間目の授業が始まるチャイムが鳴り転校生に群がってた奴等が席につく。
僕はそっと転校生に目を向けた。
転校生は髪を耳にかけながら僕の方を見た。
目が合うとクスッっと意味ありげに笑われた。
バカにされた感覚だった。
僕は転校生から目を反らして授業に集中した。
授業中は先生達も転校生に興味を持ち
「じぁあこの問題を……田村君…答えてみて」
って具合に転校生ばかり問題を解かせた。
転校生はどんな問題もスラスラ答えた。
頭はいいみたいだな…
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