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フィルが意識を手放し、力なく倒れた後、突如空間が歪み、一人の老人が姿を現した
「…魔人、アバターを倒したか…たいしたものじゃ…覚醒してすぐに魔人を倒すなど、あのカナンでも不可能だったというのに…」
フィルにゆっくりと近付き、傷やフィルの容態を確認する
「…相当な深手じゃな…並の使い手では傷を塞ぐ事は出来まい…我が傷を塞ぐとしようか…」
そういうと老人は、手を前に突き出し、フィルを光りに包む
「…さて、これから先、主はさらなる激戦へと身を投じる事になる…主が守りたいと願うこの街…母から託された思い…けして忘れるでないぞ…」
そうつぶやき、老人は再び空間を裂いて消えていく
青年は力を得た…伝説の力を…
これから先、青年はさらなる激戦へと身を投じる
しかし、今は一時の休息を与えよう
これからの戦いの為に
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