プロローグ

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中学2年の夏のことでした。 「ねぇ千代子~… あ、あのさ~、あのさ~…」 「なあに、夏実。言いたいことがあるなら はっきりいいなよ」 「う、うん。ごめんね… …え~と」 「?」 「こ…今度の夏コミ、 一緒に来てくれないかな…?」 「…? 何それ、夏祭り?」 「イ~… イベント…。…あ、祐くん」 「あー、ほんとだ、祐一~」 「おう。夏に千代、何してんだ?」 「ああ、バスケ部は今日からテスト休み入んの。だから今から夏実と帰るとこ」 「ふーん、テニス部も今日から休み入るけど」 「あ…あのさ…」 「「ん?」」 「二人に…話したいことがあるんだ…」 「なによ」「んだよ」
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