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その会話は 彼女の心を突き動かした
めーりん
「それより大変なんですよ!鼻くそよりも大変なんです!」
咲夜
「なら言ってみなさい、聞いてあげる」
めーりん
「実は今夜…神社で宴会があるんです!」
フラン
「まぁじでぇ」
めーりん
「うわお姉様いつのまに!」
レミリア
「じ、神社で宴会…ということは!」
不幸なレミリアにも 一途な想いというのがあった
博麗神社に住む "博麗霊夢"という人間に 姉たちに内緒で密かに想いを寄せていた
そしてその神社というのが 博麗神社なのである
レミリア
「主催は誰であれ、行けば間違いなく霊夢に会えるはず…でも…」
でも…と 彼女が躊躇うのには理由があった
姉たちがレミリアが宴会に行くのをOKするはずがないからである
姉たち主催の舞踏会の時 レミリアは踊らせてもらえず裏で一人 アルミ缶とスチール缶と瓶を分けさせられたのを思い出した
レミリア
「…で、でも…頼んでみなきゃ…わからないわよね…」
決心を固め 血という字を手のひらに30回なぞってから 姉たちの前に姿を現した
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