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Gタウンの西側に位置している、シャンサード街を走る3つのバイクルがあった。
「ちくしょう、コイツはやべぇぜ…」
2つのバイクルの一番前を走っている男は、後ろの2つのバイクルか逃げるかのように走っている。
「とにかく振りきらねぇとっ」
男は曲がり道を大きくカーブをかけて振り切ろうとした。
「わぁっ」
バイクルは曲がりきれずスリップし、男はバイクルから転げ落ちた。
「ち…ちく…しょう」
2つのバイクルは男の前で止まり、2人の男が目の前に立ちはだかった。
「ハッハッハ、運が悪かったな」
「まぁ…俺達フルハウスに出会ったのが運のつきだ」
フルハウスのメンバー2人は見下して笑った。
「なんか言いたい事はあるか?」
メンバーの一人がしゃがんで男の頭を叩きながら言った。
「く…くたばれ」
「ほぉ…言ってくれるな、このっ」
「ぐわっ」
蹴りを腹にくらった男は苦しそうに体を丸くした
「もういい、さっさと殺しちまおう」
そう言って2人はバイクルに乗った。
すると、後ろから一つのライトが向かって来た。
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