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シンデレラは少し躊躇いましたが、王子の真摯な瞳に心を射止められ
二つ返事で王子の手を取りました
(…踊る…踊るから背中の銃をしまってくれ草太…)
(よろしい、ストーリーが進まないと終わらないからな)
若干背中に感じる魔法使いの殺気と銃口の感触に怯えつつ
シンデレラは王子とダンスを踊り始めました
シンデレラの方が身長が高い故に多少違和感はあったものの
くるくるとステップを踏む2人は、まるで一枚の絵のようで
まわりの娘達は皆、指をくわえつつもその光景に見入ってしまいます
キラキラとシャンデリアの輝きを受けて光を放つドレスを身にまとった可憐な女性
その輝きはまるで彼女自身が放つ物のようにも思え
王子はたちまちシンデレラの虜になってしまいました
(響さんがこんな近くに…///)
(あー…人前でこんな…先輩に顔向けできん…)
………多少思考のズレはあるものの、2人は至福のひとときを過ごしました
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