プロローグ~夢の話~

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「この頃同じ夢ばっかり見るんだよね」 机にあごを乗せ、手を広げてなんとも怠けた格好をしている少年、 陸山 海斗(りくやま かいと)は、 その机の向こう側で折りたためる2画面式のゲームをしている友人、 海源 睦樹(うなもと むつき)にそう言って話しかけた。 睦樹からは「ふ~ん」というそっけ無い返答 「おいおい、ふ~んって何だよふ~んって、 もっとあるだろ何かこう…『どんな夢?』とか、えと…まぁ、何かそうゆうの!!」 ―どうゆうのだよ 睦樹は思ったが取りあえず、 「どんな夢?」と海斗の言った事をそのまま聞いてみた。
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