139人が本棚に入れています
本棚に追加
「大丈夫さ、ボスは顔は怖いけど根はいい奴だから何もしない。話しをするだけだ」
「うぅ~それでも嫌だー。絶対何かある」
ジタンが渋っているとギシィ…ギシィと小刻みに飛空挺内が揺れるのを感じた。
「あちゃ~。来ちまったか…。」
とブランクがいうとギィーと木の板でできた扉が開く。
そこから巨体を引きずって竜が現れた。
「なっ…魔物!?」
ジタンが眠い頭を強制的に起こし覚醒する。
「あーあ、めんどくせーことになっちまったぜ。ジタン戦闘は?」
「魔物とは初めてだよ」
「ふん…、これ使え」
そう言って投げてよこしたのは皮の鞘に納まったダガー(短刀)だった。
「盗賊が最初に持つのがこの武器だ。覚えとけ」
そして魔物との戦闘が始まった。
最初のコメントを投稿しよう!