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「あなたたち、働きなさい」
一一平日、春喜帰宅後。
「「はぁ?」」
「だから、働きなさいって言ってんだよ」
学校のあとのバイトも終わって、帰ってきた時に春喜が放った第一声はそれだった。
「何を言っているんですか春喜さん。どうして私達が春喜さんのように(笑)働かないといけないんですか?」
「そーだそーだ!春喜(笑)みたいな大人にはなりたくないもんねーだ!」
「てめぇらな……!」
もう自分の立場など関係なく、ただの寄生虫と化しているアホ二人。
「そもそも、春喜(笑)さんが働いてるんですからいいじゃないですか」
「うん、(笑)だって毎日遅いからお金も足りるんじゃないの?」
「もう俺は(笑)か。名前もなく嘲笑されるだけの金づるか。……ふざけんなアホ共!そこになおれ!」
「「え~……」」
「えーじゃねぇよ!いくら寛大な人でもそこまでダレてたら流石にキレるわ!」
だるだると床に寝転んでいる上、漫画もそこら中にぶちまけられ、ろくに片付けもせず、おまけにテレビつけっぱなしトイレの電気つけっぱなしと、お母さんに見付かったら大目玉な状況だった。

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