薬は真央

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俺が帰ってきたからか、楽しそうに鼻歌で2階に上っていく真央。 あ。 バスタオルの下からチラッと真央の生お尻が見えた。 !? 凄い勢いでジュニア君が起きてくる。 『ふぁぁ~よく寝た~やっぱり、この家はいいなぁ~元気になるよね?な?相棒!』 「ハハハ……お手柔らかにな……」 張り切るジュニア君に、笑いが渇く俺…… 結局、なにも変わらない… また真央に悩まされる毎日が始まる。 でも……これでいいのだ。いっぱい悩んで、いっぱい苦しんででも、真央を近くで見ていよう…… 俺は…… 真央の兄貴なんだから。 不思議に、真央の顔を見たら、俺自身も元気になった。 真央がいても、いなくても俺は苦しむんだなぁ…… 「お兄ちゃん!お帰りなさい!」 服を着た真央が微笑んで階段を下りてきた。 なによりも俺を元気づけてくれる…… 俺の最高の薬……
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