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俺は金田のお姉さんに、お世話になりました。
と、挨拶すると、マンションから出て、帰り道を歩いた。
いつかは誰かのものになる真央……
そして、それは俺じゃない……
なぜなら兄貴だから……
ならせめて、真央が彼氏が出来て、いつか誰かの嫁さんになる日まで、俺は真央の近くにいたいんだ……
俺は、コンビニでハーゲン○ッツのアイスクリームを買うと、急いで家に帰った。
「ただいまー!真央!」
笑顔で玄関のドアを開ける。
「真央ー?」
居間から慌てる真央の声がする。
「わひゃあ!ちょ、ちょっと待って!お兄ちゃん!」
「なんだよ?どうかした……か……」
居間に入ると、そこにはバスタオルを巻いてるだけの真央が……
「お前なにやっとるんじゃ!?恥じらいってものがないのかっ!」
「だって最近、ずっと1人だったんだもん!開放的でいいなぁって、お風呂上がりに毎日、この姿のまま、テレビとか見てたら癖になって……」
「いいから、早く、服を着てこいっ!」
「ハーイ!」
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