~迷い~

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黒のパーカー。 黒いズボン。 全身黒ずくめにしてフードを被る。 聖「行くか。」 どこへって? あの欲望渦巻く裏の街へ。 早速僕は、手頃なカモを探す。 おっ!いたいた。 不良A「おらっ!とっとと出せよ!」 不良B「オジサンがお金くれないと僕たち何するかわからないよ。」 サラリーマン「ひっ!…だ、出します!…これで勘弁してください。」 不良A「少ねぇんだよ!」 ガッ! ボコッ!ボコッ! サラリーマン「な、殴らないで!!」 財布ごと渡す。サラリーマン 聖「はぁ~…しょうがないついでに助けるかぁ。」 聖「おいっ。」 不良AB「あぁ?」 ガコッ! 不良Aを振り向き様に顎に掌底を一発入れ、気絶させる。 不良B「な、何だてめぇ!!」 不良Bが思いっきり勢いをつけ、パンチをしてくる。 聖「ふっ…」 僕はそのあまりにも単調な攻撃を鼻で笑い、そのパンチを軽くかわす。そしてその腕を掴み勢いを利用し、思いっきり投げつけた。 不良B「ぐはっ!」 ふ~すっきりした。 今日は2人ぐらいでいいだろう。帰ろ。……と帰ろうとした時、 サラリーマン「あのー。ありがとうございました!!」 まだいたのか。このサラリーマン。 聖「いや、別に大丈夫ですよ。お気になさらず、それでは」 と言い残し、家に向かう。 そう僕のストレス発散法とは、喧嘩を売ること。 こう見えて僕は空手と柔道をやっていた時もあり、腕には相当自信がある。こうやって姿を隠し、喧嘩をする事でストレスを発散している。 家に着いた時には、日付が変わっており、睡魔が僕を襲う。 聖「そろそろ寝るか。明日も仕事だし。」 こうして今日も1日が終わる……。
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