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鈴「だからデクの棒に火をつけてクモの巣の上で前転をしろってことだ」
理「それ、僕落っこちるよね。」
鈴「安心しろ。お前にはライフが三つある。この程度の高さならライフが一つ減るだけで済む。」
理「ある意味これがゲームでよかったよ・・・」
理樹は言われたとおりに棒に火をつけて前転した。
理「うわああああぁぁぁぁぁーーー!」
ドッスーン!
理「いたた・・・」
鈴「大丈夫か?」
理「ここがゲームの世界で本当に良かったよ・・・」
鈴「大丈夫なら行くぞ」
理「もう少しくらい心配してくれたっていいじゃないか・・・」
鈴「今こうしている間にもデクの樹は苦しんでるんだ。私は早く助けてやりたい」
理「へえ~。なんだかんだ言ってやっぱり鈴もデクの樹サマの事心配してるんだね。」
鈴「まあ一応育ててくれた親だからな」
理「そっか・・・」
生みの親はどうしたのか聞きたかった理樹だが、鈴を傷付けては悪いと思い自重した。
?「はーっはっはっは!」
理「誰だ!?」
鈴「誰だ!?」
ふたりして同じ事を言った。その二人の視線の先には・・・
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