第一章~コキリの森、デクの樹サマの中~

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デ「おお・・・来たか。理樹よ。」 理「はい!ところでデクの樹サマ。僕に何の用でしょうか?」 デ「うむ、実は黒い女についてなのじゃが・・・」 理「黒い女というのは、あの来ヶの谷の長の事ですか?」 デ「うむ、うすうす気付いているかもしれんが、あの女は未来のハイラルを潰そうとしている敵じゃ。」 理「ええ・・・それなら最近毎晩夢で見てますよ。」 デ「そうか・・・悲しい事に未来はああなってしまうのじゃ。」 理「あの女・・・三つの石とオカリナがないと・・・って焦ってましたよ?」 デ「うむ、おそらくは時の扉を開けてトライフォースを手に入れる気なのじゃろう。」 理「三つの石とオカリナって何ですか?」 デ「トライフォースが封印されている聖域にある時の扉を開けるために必要な物じゃ。コキリのヒスイ、ゴロンのルビー、ゾーラのエメラルド、そして時のオカリナじゃ。」 理「その三つの石は何処にあるんですか!?」 デ「一つはデスマウンテン火口付近のゴロンの里、一つはジャブジャブ様の近くのゾーラの里、そして一つはここじゃ。」 理「ここ?」 デ「わしの体の中にあるのじゃ。そして奴はわしの所に来て石を渡すように言ってきた。」
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