ブールバッハ村の銃使い

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とある遠い所に、ブールバッハという小さな村がありました。 その村は小さな村ですが、観光名所でもあったので、それなりの生活はする事が出来ました。 そしてその村には、一人の拳銃の名手がおりました。 その男は銃を撃つのがとても上手かったので、軍や警察に何度かスカウトされた事もあったのですが、いつも彼はこう言って断ってきました。 「俺が殺した人間は、必ず幽霊になっちまうんだ。幽霊を見るのは大好きだけど、いくら俺でも、一度に何百人もの相手は出来ないぜ。」 もちろんスカウトした人たちは何度も「幽霊なんかこの世にいない」と説得しましたが、彼は聞く耳を持ちませんでした。
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