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ジャンは続けました。
「あんた、本当に幽霊なんか信じてるのか?幽霊なんか居るわけないだろう。そんな事言って、本当は警察や軍で働くのが、怖いだけじゃないのかい。」
「どうしてあんたに、幽霊がいないとわかるんだい?」
銃使いは、笑いながら言いました。ジャンはムッとして答えました。
「いないに決まっているだろう。幽霊なんか。」
「いいや、いるね。」
二人はしばらく黙って相手を見ていましたが、先にジャンが口を開きました。
「うーん、それじゃ分かったこうしよう。賭けをしないかい?」
「賭け?どんな?」
「幽霊が居るかいないかさ。あんたが幽霊が居ることを証明できればあんたの勝ち。証明出来なきゃ俺の勝ちさ。俺が勝ったら警官になってもらう。」
「俺が勝ったら?」
銃使いは言いました。
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