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「そうだな。あんたが欲しいものを何でもやるよ。」
「うーん。分かった、その賭けに乗ろう。」
「そうかそうか。」
ジャンは言いながら、心では笑っていました。というのも、幽霊が居ることなんか証明出来る筈がないからです。この男がどれだけ幽霊を信じてるかは知りませんが、この世に居ない物は居ないのです。
そして、凄腕の銃使いを引き入れたとなれば、ジャンの上からの評価は、一気に上がるでしょう。
「で、どうやって証明するつもりだい?」
ジャンは聞きました。
「そうだな。」
銃使いは、ちらりと時計を見ると言いました。
「今は無理だ。夜中になったら証明出来ると思う。」
「夜中?」
「そうさ。幽霊は夜中に出てくるものだからな。それまであんたの家で飲まないか?」
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