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「俺の家?」
ジャンは聞きました。
銃使いは辺りを見回して答えました。
「ああ。これだけ賑やかな場所だと、幽霊に会えるものも会えなくなる。もちろん、俺の家でもいいんだが、確か今はあいにく酒を切らしてる。」
「ふーん。……そういう事なら俺の家に来いよ。」
ジャンは言いながら考えていました。もしも銃使いが賭けに負けて逃げ出そうとした時、勝手知ったる自宅の方が少しでも良いと判断したのです。
相手は心底幽霊を信じているので、あれこれ言い訳するに決まっていました。
そして、ジャンはウェイターが運んできた食事を片付けると、車で自宅に向かいました。
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