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梓は撃たれそうになった隼人を抱き締めてかばった。
梓も隼と同じく胸を後ろから撃ち抜かれた。
隼人の目の前には身体が血だらけの両親が倒れていた。
「お父さん‥‥お母さん‥‥‥しっかりして。」
隼人の声は震えていた。
「ごめんな隼人‥‥‥温泉‥‥‥行けそうにないわ‥‥‥。」
「ごめんね隼人‥‥‥約束‥‥‥破って…‥‥。」
「約束なんか‥‥‥どうでもいい‥‥‥一緒に‥‥‥居てよ‥‥‥。」
隼人は震えて泣きながら両親に話した。
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