闇を照らす光

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「由香は初めて俺に会った時、みんなと同じ様に恥ずかしがって、まともに話も出来なかった。 それで、俺が一之瀬家に来て十日くらい経って日のことだった。」 七年前 「グスッ‥‥‥父さん‥‥母さん‥‥。」 この日は父さんも母さんも用事で出かけていて、家には隼人と由香しかいなかった。 隼人は一之瀬家に来てからも、あの日のことをたまに思い出し、一人で部屋で泣いていることがあった。 コンコン 「だ、誰!?」 「由香だよ…‥‥お兄ちゃん‥‥‥‥入って良い?」
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