入学式
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「君、大丈夫。」 俺は怯えていた女の子に声をかけた。 よく見ると椿高校の制服を着ている。 女の子は深く頭を下げてお礼した。 「あ、ありがとうございました。」 「いえ、大したことは‥‥‥って、あれ?君この前の本屋の‥‥」 あれは丁度一ヶ月ぐらい前のことだ。
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