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彼は紅茶を一口飲んで言う
「ようこそ“CROSS FIRE”へ…
今日は客人が多い日だな…」
そう言って彼はにっこり微笑む
綺麗な顔立ちで見とれてしまう
「僕はこの店の店主
“玖蘭 流架”-クラン ルカ-
と申します。
そして彼はバイト君の
“九条 梓咲”-クジョウ アズサ-」
ペコッと頭を下げる梓咲…
「自己紹介が終わったところで早速本題に入ろうか?
君の…“ネガイ”
叶えましょうか…?」
「えっ…?」
「君の今一番の願い事…
このミセは大きすぎて叶えられない願いを叶える為のミセなんだ。
そして、このミセに入れたということは、偶然ではない。
僕は君の願いを叶えなくてはいけない。
この世に“偶然”なんてない
在るのは“必然”だけ…」
私は気持ちを落ち着かせるために紅茶を一口飲んだ
程よい甘さが口の中いっぱいに広がる…
そして私はゆっくり話しはじめた
「私のネガイは―――――です…」
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