9人が本棚に入れています
本棚に追加
『返済日は、10日後になるのでそちらにお電話下さい。』
新庄は、名刺に書かれている電話番号を指差した。
『じゃあ、頑張って下さい。』
そう言って、新庄はともえとさとしの缶コーヒーを置いてたちさろうとした。
一番角の台付近まで歩いていって何かを思い出したかのように私達の前に戻ってきた。
『さとしさん。利息はいつも通りになるのでお願いします。』
新庄は、耳打ちするようにさとしに言った。
『わかったよ。』
さとしは、手でシッシとやるように新庄を早く立ち去るように促した。
その後、二人とも閉店までパチンコを打っていたが二人とも負けてしまった。
ともえは、今日の金融屋の事をしつこく聞いていたが、さとしに上手くはぐらかされて終わってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!