1、意外な来訪者

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それがいけないものだとしても、初めて人を愛し、初めて受け入れることが出来た人物だったから。 それなのに、助けることが出来ず死なせてしまった。 あと一歩のところで自分の目の前で死んでしまった。 刹那の悲しみはとても深かった。 アレルヤとティエリアが、幾度か心配して隠れ家として使っている経済特区・日本のマンションまで来てくれたが、ティエリアとはケンカし、アレルヤは逆に傷付けてしまった。 もちろん、刹那は悪気あってやったんじゃない。 そのあとは必ず後悔をして心の傷を深くしていた。 「・・・情けないな。」 再び布団に頭を乗っけ寝転がる。 (アレルヤにも、ティエリアにも酷いことをした・・・本当に・・・俺は・・・アイツがいなければ何も・・・) そう思う度、涙が出始める。 そして再び腕で拭う。 それを幾度もやるため、刹那の両目は腫れていた。 そんな時、 『ピンポーン』 呼び鈴が鳴った。
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