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リナちゃんが転校してきてから1週間後、突然父に呼び出されて近くのレストランへ行った。
そこには父と母、そして見知らぬ男性と女性(夫婦)、同じくらいの年のちょっと今どきっぽい男の子がいた。
「レイコ、こちらは中井カズトくん。お前の婚約者だ」
……はい?
それはまさしく寝耳に水で。
頭の中が真っ白になった。それから家に帰るまでのことはよく覚えていない。
「こんなきれいなお嬢さんならカズトも幸せでしょう」
「こちらこそ、カズトくんみたいないい男性と婚約できてありがたいですよ」
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