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私はちらりとミカのほうを見た。
ミカは私を睨み付けている。
「どうしたの?レイコちゃん?」
首をかしげて聞いてくれるリナちゃんのことが、嬉しくて。
教室で先生の問いに答える以外で口を開くのは滅多になかったから。
「ううん、こちらこそよろしくね、リナちゃん」
リナちゃんはミカたちに後で私のことをいろいろ言われたらしいけど、それからも変わらず私に話しかけてくれた。
……それは、私にとっての初めての友達とのかけがえのない時間の始まりだった。
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