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大学が終わり・・・。
俺は次のバイトである
居酒屋へと急ぐ。
玄関を出て駐輪場へ。
スーパーの安売りで買った
自慢の愛車であるチャリに跨がる。
明日の代行の注文受けてたら、ちょっと時間食ったな。
居酒屋バイト間に合うかな。
いや!
間に合って見せる!
俺を誰だと思ってる。
金の亡者 伊藤だ。
時間に遅れて
バイトが遅れてバイト代が減るという悲劇になるわけがない!!
自慢のチャリを漕ぐ、足が唸る。
絶対、間に合ってみせるぜ!!
スタートから勢いよくペダルを踏みしめる。
押されたペダルは回り、タイヤが回る。
駐輪場を出た。
すると駐輪場の門の前に
眼鏡のスーツ姿の女の人が
こっちを見て立っていた。
・・・何でガン見してんだ?
と思いつつも
今はバイトの方が大事だ。
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