-2人の気持ち-
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『お願いっ…離してっ!!』 「葵っ! …葵……好きだ…」 貴臣はそう言いながらアタシを抱きしめた。 ……この香り この温もり 数時間前なのに…すごく懐かしい感じがする… なぜかまた涙が溢れてきた。 『…ヒック…貴臣…ヒック…離してよぉ…』 「嫌だ。…オレ…葵と別れたくない…」 その言葉を聞いてアタシな心の中の何かが爆発した。
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