-2人の気持ち-

4/7
前へ
/177ページ
次へ
『……じゃあ…なんで別れるなんて言ったのっ!?』 「ごめん…オレも今すんげぇ後悔してる…」 『ア…アタシ…ヒック……別れたくなんてなかったよぉ…っ なんで別れる…ヒック…とか…ヒック…言うのっ…ヒック…ヒック… 貴…臣に嫌われない様に…ヒック… わがまま言わな…ヒック…かったし… お洒落だって頑張って…ヒック…たんだよっ…ヒック… アタシ…は…今でも…ヒック…こんなに…こんなに貴臣のこと好きなのにぃ…っ…ヒック…』 こんなこと言って困らせちゃダメだって分かってるけど 一度溢れ出したモノは止まらなかった。 「…葵」 貴臣がアタシの顎を持ち上げる。 ―チュッ― キスをしたあと貴臣葵を見つめるとギュッ…と力強く抱きしめた。  
/177ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1754人が本棚に入れています
本棚に追加