1754人が本棚に入れています
本棚に追加
『……じゃあ…なんで別れるなんて言ったのっ!?』
「ごめん…オレも今すんげぇ後悔してる…」
『ア…アタシ…ヒック……別れたくなんてなかったよぉ…っ
なんで別れる…ヒック…とか…ヒック…言うのっ…ヒック…ヒック…
貴…臣に嫌われない様に…ヒック…
わがまま言わな…ヒック…かったし…
お洒落だって頑張って…ヒック…たんだよっ…ヒック…
アタシ…は…今でも…ヒック…こんなに…こんなに貴臣のこと好きなのにぃ…っ…ヒック…』
こんなこと言って困らせちゃダメだって分かってるけど
一度溢れ出したモノは止まらなかった。
「…葵」
貴臣がアタシの顎を持ち上げる。
―チュッ―
キスをしたあと貴臣葵を見つめるとギュッ…と力強く抱きしめた。
最初のコメントを投稿しよう!