操り人形の心

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操り人形の心

『恋い焦がれる』 それとは少し違うと思う。 ただ、私はあの子の傍に居たかった。 あの子と話をしたかった。 私は『孤独』だったから。 あの子は『違った』から。 だけど……、私は自分から動く事をしなかった。 望んでばかりで、何もしなかった。 だから、私が報われる筈なんて無い。 解ってた。 そう、解ってた……筈なのに……。
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