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家から塾までは自転車で25分ぐらいである
帰る途中にはコンビニ、駅、スーパーなどがあるがコンビニ以外寄る所はない
『カンカンカンカンカン』
駅の近くの踏切が音をたてている
夜遅いので踏切がなっても止まっているのは自分だけだった
踏切の遮断機が完全に降りた時誰かが走ってくる気配を感じた
振り返ると雨なのに傘をささずに走る女の子がいた
いくら久しぶりの雨の日とはゆえ傘をささずに出かける人はいないだろう
彼女は何かに襲われているような格好で服が所々破れていた
そう思いながら電車が通り過ぎようとする時だった
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