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ヒョコヒョコ自分の机まで辿り着くと乱暴にカバンを投げ出す。 ほんとに。昨日の事は夢だったのか? だけど、コロッケは確かに本物で、自分は美味しく食べたのだ。 あーもう!わけわかんね!! 机の横に立ち尽くしてると長谷川が歩み寄ってきた。 「おはよ、武藤。朝から不機嫌だな」 「はよ。別にいつも通りだよ」 明らかにぶすくれた自分の声。 だって!イライラする! ハッキリしないのは嫌いなんだ! 昨日から考えても考えても出ない答え。 頭をかきむしりたい衝動を必死に抑えながら何か言いたそうな長谷川に目を向ける。 「なに?」 「いや。武藤が柴田に話しかけるなんて珍しいなと思って」 見てたのか。 「ちょっと聞きたい事があったから聞いてただけだよ」 「ふーん・・・」 意味ありげに語尾を濁した長谷川にますますイライラが募っていく。 「なんだよ。言いたい事があるならハッキリ言えよな」 「別に」 「お前な!」 それが別にって顔かよ!     
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