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今は親父が呼んでいるらしく親父の所まで行くとこなんだが暇なので軽く今の状況を確認しようと思う。
俺の名前は一神大河、九州にある陰陽師の家の長男だ。ちなみに15歳だ。
俺の家は古くから陰陽師を生業としている家で日本にある陰陽連盟で九州を任されている。
(日本には五大家とされる陰陽師家がある。この五大家が陰陽連盟をまとめているのである。
九州の一神(ヒトガミ)家、関東の燕上(エンジョウ)家、東北の鱗堂(リンドウ)家、北海道の凍玲(トウレイ)家、そして四国・中国・関西をまとめる龍孔(リュウコウ)家がある。)
白『なぁ~、大河~親父さん何の用だろうな?また仕事かな?』
今話しかけてきた俺の横を歩いている金髪の兄ちゃんは、白虎の白、俺が5歳の頃、親父の仕事に連れて行かれた時に妖怪に襲われ、それを助けてくれたのが白である。
その時式神の契約をし、それ以来、一緒に暮らしたり、仕事をしている。
白に聞かれ大河は振り返り悪態をついた。
大河「そうじゃねぇの?あのくそ親父ちょっとは休ませろってんだ。」
「そんなことを言うものじゃありませんよ、大河様」
っと急に話に入られ驚き振り返るとそこには、全身黒ずくめの服を着た男が立っていた。
大河「なんだ、黒影かよ、脅かすなよ。」
親父の式神のカラス天狗である。
黒影『我が主は大河様の事を思ってやっている事ですぞ、感謝こそすれ、くそ親父とは嘆かわしい。』
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