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大河「それで?親父、俺になんか用なのか?」
宋兼「おお、そうだった」
宋兼は思い出したように用件を話し始めた。
宋兼「実はな、山伏さんの家は求菩提山の近くにあってな最近、山の天狗たちが悪さをするらしくて退治してほしいそうだ」
大河「それで?」
宋兼「大河と白に行ってもらおうと思ってな」
大河「はぁ~、何で俺が?」
いきなりの事で大河も戸惑い聞き返した。
宋兼「お前も中学を卒業してこれから陰陽師として修行をしていく事になるだろうが、一人で遠くに出すか、正直迷っていてな。」
宋兼「いい機会だから試験ということでこの仕事をお前に任せたいと思う」
陰陽師家の一神家では16になる年の子は修行のため全国を回り一人前の陰陽師になる為に腕を磨く慣わしなのである。
その為、大河も今年旅に出て全国を回り修行をするのだが、いかんせんマイペースな性格で能力に偏りのある大河を出して大丈夫なのか?
っという不安があり、宋兼は今回の仕事を大河に任せようと思った。
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