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大河「つまり、この仕事をきちんとこなせば旅に出て全国を回っていいって事だな?」
白『やったじゃん、大河!やっと陰陽師として認めてもらえるじゃん。』
大河はニヤリと笑い宋兼に聞きなおし、白は喜んだ。
何故、大河と白が喜んだかと言うと、今まで大河は能力に偏りがあるため、半人前の陰陽師として扱われてきた。
白と共に頑張ってきてはいたが、興味のない事には一切手を出さない大河の性格ではどうしても失敗することがある。
その為、旅に出るのはもう少し家で修行し直して行くしかなかったがそんな面倒なことを大河はしたくなかった。
白も大河について来たが、家にばかりいるのは退屈で外に出ていろいろと見て回りたかった。
宋兼「だが!!」
二人が無邪気に喜んでいるのを見て宋兼は厳しい顔になり一喝した。
宋兼「この仕事をこなせなければ家でさらに修行をしてもらう、文句は言わせない。」
宋兼「わかったか!!」
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