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バージル「…取り敢えず、着替えは奴に買いに行かせる。これでも、羽織っていろ」
被せられたのは、蒼いコート。
スノー「‥‥ッ//」
はうぅっっ// キンチョーしちゃうじゃん。 コートの重みが、妙に肌に馴染んで… ‥‥って、 落ち着けッ!!私//
スノー「バージル これ、おっきいよ」 ギュッ。
コートを握り締め、見上げる。
バージル「だが、そのまま。という訳には如何(イカン)だろ?」 と、微笑を浮かべる。
スノー「ゔぅっ…そうなんだけど」
バージル「着せてやる。そんな格好のまま、愚弟に見せる訳にはいかん」
スノー「ちょ、恥ずかしいッて//」
バージル「大人しくしろ。手間を掛けさせるな!」
スノー「自分でやるぅ」
バージル「駄目だ!」と、ぴしゃり。
──抵抗虚しく、バスタオルを剥がされ、着せられた。案の定、ぶかぶかです。
スノー「‥‥(これは)ちょっと、歩きにくい」
無言でスノーを見ていたバージルは、(スノーが着ていた)服に付いているリボンを、腰の辺りで巻き付けた。
バージル「キツくないか?」
スノー「ゥん」
バージル「じゃぁ行こう。義姉さん」
スノー「うん」と、少し紅くなる。
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