直るまで──2

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バージル「クククッ(^ψψ^)義姉さん、可愛いすぎ」 スノー「かっ 可愛ぃぃじゃないよ~ォ」 と そっぽを向く。 バージル「クスッ。どうという事無いだろ」 スノー「あるッ!!」 バージル「嫌なのか?」 スノー「…優しくされるのも、誉められるの ‥‥慣れていないから‥‥」──普通、嬉しい‥はず‥‥ だけど…。 素直に受け入れられない自分が居る。 スノー「嫌、と 言う訳では、‥な い の」        ──嘘を吐いた。自分が不愉快な顔になっているのは、解っている。感覚がオカシイのも。 私のように、壊れてほしくない… だから、見られる訳にはいかない。 バージル「こっちを、向け」 スノー「む~り~」 上手く、笑えない。 バージルは、スノーを抱き竦(スク)めた。 スノー「!!? 」 バージル「…好い薫(カオ)りだ。…安らぐ」 動けなかった。その安心仕切った 姿に... バージル「スノー。こっから先は独り言だ だから、何も答えなくていい」 そう言って、確かめるように、しっかり抱き締めた。              ...
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