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スノー「ふーん。 ガキだって事は、解ってんだ。…それじゃぁ、もう少し 『躾』 をしないと」
バージル「 躾 だと!? フッ。この状態から抜け出せるとでもッ」
スノー「━━」
次の瞬間、バージルの体は拘束されたように、動けなくなった。
バージル「な…に… を?」
スノー「さぁ? ‥でも、バージルなら、ね?」(黒笑)
背中に生えた白い翼。バージルには、黒く見えたであろう。
バージル「‥‥悪かった。 だが、変態は取り消してくれ」と、ションボリする。
スノー「分かった。でも、拘束は解かないよ?理性が戻ってくるまで(笑)」
バージル「(…ムッ)理性って、酷くないか」
スノー「キレた でしょ?だから、落ち着いてもらわないと」
バージル「それなら、義姉さんが癒して?立ち直れそうにない...」 目を伏(フ)せる。
──っ// いじらしい事しないでッ! 私が ヤバいっ//
バージル「‥‥義姉さん、変なコト 言ってしまったな。‥ガキだな俺も」
潤んでいる目を、遠慮しがちにスノーへと向けた。
するとスノーの指が、今にもこぼれ落ちそうな涙を、優しく拭った。
バージル「えっ!?」
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