直るまで──2

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スノー「ふーん。 ガキだって事は、解ってんだ。…それじゃぁ、もう少し 『躾』 をしないと」 バージル「 躾 だと!?   フッ。この状態から抜け出せるとでもッ」 スノー「━━」 次の瞬間、バージルの体は拘束されたように、動けなくなった。 バージル「な…に…  を?」 スノー「さぁ?  ‥でも、バージルなら、ね?」(黒笑) 背中に生えた白い翼。バージルには、黒く見えたであろう。 バージル「‥‥悪かった。    だが、変態は取り消してくれ」と、ションボリする。 スノー「分かった。でも、拘束は解かないよ?理性が戻ってくるまで(笑)」 バージル「(…ムッ)理性って、酷くないか」 スノー「キレた でしょ?だから、落ち着いてもらわないと」 バージル「それなら、義姉さんが癒して?立ち直れそうにない...」 目を伏(フ)せる。 ──っ// いじらしい事しないでッ! 私が   ヤバいっ// バージル「‥‥義姉さん、変なコト 言ってしまったな。‥ガキだな俺も」 潤んでいる目を、遠慮しがちにスノーへと向けた。 するとスノーの指が、今にもこぼれ落ちそうな涙を、優しく拭った。 バージル「えっ!?」
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