直るまで──2

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スノー「そんな顔、しないで。男の子 でしょ? ‥‥でも、私も言い過ぎたわ。 ごめん」 バージルを、優しく抱き締め頭を撫でる。バージルは黙って、その身を預けた。 バージル「‥‥義姉さん、ありがとう。落ち着けた。  解いてくれないか?」 スノー「‥‥ヘンな事、しない?」 バージル「 …あぁ」 ──多分     「___」 耳元で解除呪文(パトラ)を囁き、拘束を解いた。 スノー「片付けよ?」 バージル「…あぁ」 ───片付けが終わって、ソファに座る。 バージル「義姉さん こっち」 ぐいっと、腕を引かれ、膝の上。 スノー「─ッ//ヘンな事しないって「しない。この方が落ち着くから…」 ふヮぁァッ//‥私が無理だよッッ(//∀//)」 バージル「奴が帰ってくるまで、離す気は、ない」 腕を腰の所に回し、しっかり捕まえたバージル。逃がすつもりは、無いらしい。 スノー「ゔぅっ… 耳元で喋らないで、ヤバいから」 バージル「しょうがないだろ?…位置的に」 ‥‥保つのか?私の理性💧 スノーをその位置に固定したまま、読書を始めたバージル。声を聞かなくてすむ と、ホッとしたスノー。 スノー(はぁ。これならなんとか、保てっかな。  …でも、暇だ。
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