直るまで──2

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スノー「自分の信念さえ、曲げなければ」 何とも、場違いな答えに、苦笑いしたレディ。本人は、至って真面目に答えたのだが…。 着替え終わると、レディはスノーを見て、嬉しそうに言った。 レディ「良かった。似合ってるわよ」 スノー「ありがとう」 お礼は言ったものの、何だか落ち着かない。 レディ「どうしたの?」 スノー「 着慣れてないので、ちょっと…」 レディ「普段、どんな感じなの?」 スノー「ん゙‥Gパンですね。基本的にスカートは、ほぼ履かないです。…あっ 興味持ってないっていう方が、正しいか」 レディ「興味ないって、女でしょ!?可愛い服とか、着てみたいと思わないの!」 スノー「いやぁ~。そういわれても、ピンとこないんですよ~」と、苦笑い。 はあぁ~~。大きな溜息を吐いたレディ。 レディ「まさか、化粧しない。なんて言わないわよね!?」 スノー(‥‥した事ない。どうしたもんか。)「…💦」 レディ「なんとか言いなさい」 スノー「‥‥した事ない。   ですけど…」 レディ「した事ない!?」 スノー「はい」 レディ「普通するでしょ!?」 スノー「そう言われても…」 レディ「母親は?」 スノー「…自覚無い」 レディ(自覚無いって…)「姉妹とか、いないの?」  
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