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私のクラスには、私と同じ名前の子がもうひとりいた。
彼女は西川に好かれていた。
西川は、贔屓する生徒には優しかった。
嫌われてる私は、西川から毎日言われ放題だった。
その彼女と同じ名前であることで比べられた。
彼女はいい○○、私は駄目な○○と、みんなの前で言われたこともあった。
ある時、私が西川を初めて見た時のことを話したら、西川はこう言った。
お前、俺に好かれたいからって嘘をつくんじゃない。
嘘じゃないのに。
確かに好かれようとして言ったけど。
西川は、テストの採点とかは普通にしてたけど、ひとりの人間としての私を受け入れようとしなかった。
私は学校に行くのが嫌になっていった。
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