第一歩

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…… 「サクラ、こっち側にカオ向けて。 あーそうそう」 パシャ― サクラはただ今撮影中… 仕事中とはいえ、考える事は昨日のハヤトとカンナの事ばかり… 「あーっ!もうっ!ちょっと中断。 ―ねえ、サクラ? 何考えてんの? 集中しなよ。 ―仕事してんでしょ? そんなカオで雑誌載って恥ずかしくない訳?」 カメラマンのケントからカツが飛んだ。 「…すみません」 サクラは覇気なく応えた。 「本当どうしたの? 最近変。 高校時代は輝いてたのに。つい一ヶ月前よ?」 ケントがお姉言葉で言う。 .
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