851人が本棚に入れています
本棚に追加
ケントは、サクラがモデルを始めてから何かと気に掛けてくれ、サクラの良き相談相手だ。
「もしかして、イケメン彼氏と何かあった?」
ケントはワクワクした様な目をして、サクラに問い掛ける。
「…ケントさん、楽しそう。人の不幸を~っ」
サクラは、くーっという表情をする。
「…あら、可愛い表情出来るじゃない?
それを撮影でも出して頂きたいわ。
でも、不幸って、別に別れた訳じゃないでしょ?
それに、彼と離れてからまだ二週間よ?
根を上げるには早・す・ぎ!」
どうせ、大したコトじゃないクセに、とケントはくすっと優しく笑い、サクラのアタマをポンと 叩いた。
.
最初のコメントを投稿しよう!