第一歩

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「…可愛いじゃないっ! 大体なんで呼び捨てなの?私だって‘ちゃん’付けなくなるまでに時間かかったのにっ! ―まだ一ヶ月しか経ってないのに、もう‘カンナ’ってっ! しかも名前もカオも可愛いし! ハヤトくんのばかーっ(≧◇≦)」 サクラは、ハヤトが受け止めてくれそうだったので、思わずポロリと本音を出してしまった。 「…あのねぇー。 そんなヤキモチ焼かなくても、俺は、サクラしか見てないから大丈夫だって☆ 一応言っとくけど、カンナは同じ医学部。 サークルも同じサッカー。 だから、必然的に一緒にいる時間て長くなる。 でも、ただそれだけ、だよ?」 ―ね?とハヤトはサクラのカオを覗き込んだ。 .
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