第一歩

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「直ぐに潤目止めないと、折角服着替えたのに、可愛くてまた脱がせたくなる。 いーの?出掛けられなくなるよ?」 ハヤトは意地悪な目をして言う。 「ヤだ(-◇-)」 サクラは、涙声をさせながら手で涙を拭った。 「んじゃ、行こうね☆」 ハヤトは、まるで幼い子供にするように、サクラに優しい声を掛けた。 …… 「わー☆☆☆気持ちいーっ!」 二人が来たのは、ハヤトの大学近くの大きな公園。 公園内には、遊園地・芝生の大きな野原・遊歩道・サイクリングロードがあり、サクラ達はただ今サイクリング中。 春風が心地良く二人の頬を撫でる。 「だろ? いーだろココ。 オレも休講になった時とか昼寝に来んだ。 サクラも気にいんだろーなと思って☆… 連れてきたかったんだ」 ハヤトは風に髪をたなびかせながらサクラに笑顔を見せた。 .
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