第三歩

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「サクラちゃん、いつも俺らこんなんだから、大体朝までいるし、女関係心配しなくていーよ。 昼は皆で騒いでるし、夜は俺と語ってるし、浮気の心配ナシだから☆ あ、でも時々、夜の語りに俺の彼女も入るけど、それは許してネ☆ ―じゃ、これから講義だから行くわ」 また今度ゆっくりね、と言って、ミツキは去って行った。 「…」 ハヤトは、ミツキから「浮気の心配ナシだから」と言われ、心がずきずきと痛んだ。 サクラも先輩も裏切り、カンナも傷つけている自分が許せなかった。 「―ハヤトくん?どしたの?」 一瞬、難しいカオをしたハヤトがサクラは気になった。 .
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