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「…ん?あ、別になんでもないよ
―まだ授業あるけど、もう今日は俺帰ろーかな?
久しぶりだしね、サクラとデート☆
クレープ美味いかな~」
ハヤトは、うーんと伸びをした。
「うんっ☆じゃあ、いこいこ!」
サクラは嬉しくて、ハヤトの手を取った。
……
「わあ、可愛いねっ☆」
クレープ屋は、緑屋根で、レンガの壁のお洒落な作りで出来ていた。
店の前には花壇があり、色とりどりの花を咲かせている。
「あ~っ!サクラーっ☆
いらっしゃいませっ!」
ウエイトレスとしては、少し背が高いミズキが駆け寄って来た。
「―噂のちょ~イケメン彼氏様ね?
はじめまして。小野ミズキです!」
ミズキはちょこんとアタマを下げた。
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