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「やっぱりー?!O(≧∇≦)o
私ファンなの~☆
会えてうれしーっ!!
まさか、春日サクラがハヤトの彼女なんて!
すごいね~→、ハヤト。
モデルさんが彼女なんて☆」
カンナは瞳をキラキラさせて話す。
モデルと言っても可笑しくない、輝く瞳をカンナは持っていた…
(あ、可愛い☆
あんな感じ、私には出せないなぁ。
素でやってるトコがすごい…)
ふと、ハヤトを見ると、自分に掛けてくれるあの優しい眼差しでカンナを見ていた。
(…あ、)
その時、漠然とした気持ちと共に、同じくらい大きな不安がサクラを襲った。
「じゃー行くか」
自転車のペダルに足を掛け、ハヤトがサクラを促す。
「…うん。
じゃあ、カンナさん、またね」
サクラはざわつく胸を押さえ、なるべく平静を装いながらカンナに別れを告げた。
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