THE☆対決 第2話

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「あっ…」 追いかけようと立ち上がったものの、ニノが一足早く相葉ちゃんを追って出て行った。 「…リーダー、俺もこんなの嫌だからね」 1人残った翔くんはそう言うと、読んでいた新聞をきれいにたたみ、コーヒーを持って出て行った。 広い楽屋。ついさっきまでみんなで騒いでいた雰囲気はもう残っていない。 (俺のせいだ。もっと俺がリーダーらしく`俺にまかせろ,とか言ってれば、こんなことにならなかったはずなのに…) どうしたものかと考え込んでいると、遠くで靴音がした。 (機材の調子がおかしいから収録時間が遅れるって言ってたけど、もう直ったのかなぁ) もちろん、こんなバラバラな状態で収録なんかできっこない。ここはやっぱり腹くくって行くしかないよな。俺だってこんな嵐は嫌だ。 まずはみんなをまとめないと。このグループのリーダーは俺なんだから。 俺は目を閉じ、大きく深呼吸すると、覚悟を決めて入口のドアに手を掛けた。
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